はあもにいのポスターと朝鮮人虐殺
熊本市男女共同参画センターのはあもにいが、「避難所・避難先では困っている女性や子どもを狙った性被害・性暴力、DVなどが増加します」というポスターを出していた。
熊本市男女共同参画センター「はあもにい」の藤井宥貴子館長は「一人も被害を出したくない」と言っているが、このポスターとその主張に問題があると思わないのか?
阪神大震災の時にも発生したと言っているが、それは、デマが発生したのだ。与那原恵『物語の海、揺れる島』作られた伝説―神戸レイプ多発報道の背景に書いてあるが、阪神大震災でレイプ多発と言った報道はデマであった。
歴史的に問題なのは、関東大震災朝鮮人虐殺で、東日本大震災の時も、熊本地震でも、朝鮮人による強姦というデマが出回った。はあもにいの藤井宥貴子は、震災時に性被害が増加すると言ったら、必ず朝鮮人、在日韓国人による強姦とのデマが出回るのを何とも思わないのか?
女性の性被害増加というポスターを作るなら、関東大震災から熊本地震まで不逞鮮人の強姦デマが出回ったことも記述もするべきなのに、それをしない。これは、女性の性被害を言うことより、関東大震災朝鮮人虐殺で約6000人もの命が無残に殺されたことを言及するほうが遥かに壁があるからだ。
約6000人も虐殺されたのに、熊本地震まで朝鮮人による強姦デマが出回っている。このデマによって、朝鮮人虐殺がなされた。実際に、関東大震災では、朝鮮人が女を強姦するからと自警団ができて、朝鮮人虐殺をしたのだ。
はあもにいという男女共同参画センターは、約6000人もの朝鮮人虐殺を何とも思ってないのだろうか?実際の実行を見ると、その思考の欠片もない。はあもにいは、被災地での強姦増加と言って、朝鮮人虐殺を薦めたいのか?朝鮮人による私怨が渦巻いてきているのに。
藤井宥貴子館長のように、女性の人権という正義の気取りの盾を取って、実質的にしてきたのが、朝鮮人への人種差別である。そして、これは、例えば、アメリカのハリケーンのカトリーナでは不逞黒人とのデマが流れて、黒人が射殺されているのだ。
殺された黒人は数十人というから、これも虐殺だろう。2005年に起こったことだ。被災地でのデマは人種的弱者に向き、そして、命まで奪う虐殺に向かう。藤井宥貴子やはあもにいなどは、いざという時の震災時には人種的弱者への攻撃は放置して、日本という国での強者である女性にしか保護をしないレイシストという批判は、はっきりとしないといけない。
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2016年8月掲載
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