社会構造を無視する家事離婚

夫が家事をしないのなら、妻はサクッと離婚すれば解決と言っている家事離婚がいかに馬鹿げているのか。結論に書いてあるが、この家事離婚は、恵まれた女の離婚道楽だ。

この家事のことについては何度か書いているが、夫が家事をしない理由は物理的にできないからという単純な事実が抜けている。

家事をしない夫問題のネット記事を見ると、どれも薄っぺらい外注コピペ記事かと思うことばかりで、過労死は男性が大半であることの統計を全く載せていないのばかりだ。

それで、結論は、家事をしない夫が悪いとか、だから離婚しろという似たような記事ばかりで、コピペ記事で問題になったMERY並だろうか。

目の前の家事の不平等に悩んでいる妻に、男が過労死していることの社会問題など関係ないから無視していいなどと言って、家事離婚を妻にしろと言っている。これが馬鹿げているのは、貧困問題を考えれば分かる。

貧困問題で問題なのは、社会問題よりも貧困層に自己責任を求めて貧困層叩きをすることだ。これは、家事問題で社会問題よりも、夫に自己責任を求めて夫叩きをすればそれで満足するのと似通っている。

そこにいる家庭の夫は日本の中にいる単なる男であって(その夫は内閣総理大臣か?)、日本の社会全体を変える力など何も持っていない夫なわけだ。そんな夫に自己責任でお前が悪いで終わって、社会問題を放置なのは、やはり、貧困層叩きをしている層と同じでないのか?

そういう貧困層叩きは、女性の貧困層叩きにもつながるわけだ。社会構造を無視した自己責任論になると、育児にも女性の自己責任とかにつながらないか?普段は自己責任論に反対と言いながら、女性差別が絡んで夫を叩けるとなると、途端に自己責任論に転化する。

家事離婚のネット記事などを見ても、夫がこれだけ家事をしないと専業主婦の場合でも言い立てて不満を言いながら、社会問題には一切口出ししない時間の無駄な記事ばかりだ。つまり、男がいくら過労死しても問題にはしないのだ。

こういう相互理解がないから問題で、結局、その家庭の夫の自己責任にして終わるから、何の解決にもならない。その家庭の夫に家事を求めることと、過労死が男性に偏りすぎていることの両方を載せることは両立するのに、なぜ、頑なに過労死の件は載せないのだろうか。

そして、統計も無視して、家事も仕事もしている女性のほうが過労死するなどのファンタジーさえ言っている。これでは、少年犯罪が凶悪化したと統計無視のファンタジーと同じだろう。仕事の時間量と精神的な衝撃が男性のほうが大きすぎるから、過労死が男性に偏っているのだ。

女性たちは黙らないで怒れと言っても、基本的な過労死の統計も無視した大雑把な怒りだからいい加減なことになって、統計も分からない層にしか共感されないのだろう。

自分が差別で不平等と感じたとしても、そこに説得できるだけの正当性があるのか?ということが、女性差別が絡むとなぜこんなに抜けるのだろうか?

これは、別に、女性差別がそれだけ酷いのではなく、単に女性の数が多いから、間抜けな女たちが騒ぐ数が多くなっているからだ。そのため、女性差別を主張する記事は、必然的にレベルが下がるのだ。例えば、日本独自の差別問題とは何か?

これに鈍いのが、家事での女性差別で、家事離婚などと言っている。独自の差別は被差別部落差別であるが、これが同和利権と言って叩かれたが、実は、被差別部落の当事者も同和利権を批判してきたのだ。それは、同和利権があると被差別部落が誤解されるからだ。

しかし、被差別部落差別は今でも厳然とあって、ネット上ではもちろん、結婚差別も歴然とある。だが、被差別部落当時者たちの声は、女性差別と言っている声より遥かにか細く小さい。

女性差別の不平等があると個人的に思っただけで、怒りに任せて、統計も無視しデマでもいいとか思ってるのなら、被差別部落差別から同和利権と言われて、当事者たちがどう動いたかとか少しは考えたほうがいいのでは?

男性に過労死がこれだけ偏ってきたのを放置してきたのは、女性もそうであり、夫に家事ができない時間と精神の制約があるのに、それを無視して家事問題を語るのは知性の欠片もない。そんな層が、家事離婚なる内容が薄い記事を見て発狂するのだから、日本の知性の溶解がますます心配だ。

家事離婚なる妙な言い方でも、言ってることが、また貧困層叩きの自己責任論のように、夫叩きの自己責任に任せて、過労死の社会問題を放置しているのだから、単なる鬱憤晴らしにしかなっていないことに気付いてるのか?

それに、家事離婚をサクッとするのがこれからの潔い女性のありようと言う時に、何か問題だと思わないのか?それは、そんなに簡単に離婚できない女性たちだらけだからだ。

実際に家事でサクッと離婚できるのは、離婚しても自活して余裕がある女たちだけだ。しかし、そんな女性たちが少ないのも、これも統計で、実際の世の中の女性たちは低収入で生活が困窮している層が多いわけだ。

女性のためを思って家事離婚というのは、一部の恵まれた女たちの戯言でしかないのは、統計で明らかだ。統計を繰り返しこれだけ無視するのだから、家事離婚を言っている女たちは馬鹿なのだろう。

女性のためと言いながら、実際には「私が認める女性しか助けない」と言うのは、白人の女たちが女性の人権を言いながら、有色女性を切り捨ててきたのとも似てないか?家事離婚をサクッとするのが正しいと言っているのだから、家事離婚がサクッとできない女性は切り捨てていいのだろう。

こういう収入に余裕がある女たちがそうではない女性を切り捨てる光景はよくあることで、これは女の敵は女と言って間違いないが、女の敵は女と言うことに切れる女たちが、まさにそう仕向けているわけだ。

しかも、統計を完全に無視して語っているのだから、収入はあるが能力が低いわけで、何でそんな無能な女に収入があるのだろうか。

さらには、家事問題を言っている記事では一人前にジェンダーの視点でと思っているのだろうが、「男は家事、料理ができないもの」という前提で記事ができているのだから呆れてしまう。一流の料理人は男ばかりで、家庭の主婦の料理は手順がいい加減で、わざわざまずくする勘違いばかりなのを知っているのだろうか?

家庭の主婦は、手際の悪さに思い違いの料理下手が多いのに、一人前に夫に料理の教育をするのが当然で疑問視しない姿勢には噴出してしまう。はっきり言って、家庭レベルの料理など簡単だという本音を言ったら、下手な料理レベルで切れまくるのは逆切れじゃないのか?

一体全体、家庭の料理の何が大変なのか?大変大変と言ってる家庭は大家族で、しかも、妻だけが料理とかしているのか?家庭レベルの料理くらいできる男が思っているより多いと知ったら、成立しないレベルの家事問題のネット記事ばかりだが。

それに、家事をしない夫の問題を言っている妻たちは、子供に家事を強要してないか?妻に対するハラスメントと言いながら、子供を私物化して家事を強要することは、妻から子へのハラスメントと言ったら発狂するのだろうか?

妻の家事がタダではないと思うなと言いながら、子供の家事はタダでいいから強要しろとか、話が全く噛み合っていないが。

家事離婚なるものの結論としては、私こそが女の代表と勘違いしている女による「本当に大変な女性たちには何の得にもならない」離婚道楽だろうか?

こんな離婚道楽を進める鈍感さは、非正規身分が固定化した社会も当然視しているのだろうか?その前に、非正規とか派遣の女性は無能な女だから一緒の女で括るなと言いそうだが。

働いても働いても給料が上がらないのにその社会構造は無視して、家事離婚とか離婚道楽を気取って、それで女性差別と闘ってるポーズの女がまた出たよ、という本音が聞きたいのか。

女性のためと言いながら、正社員の女性と非正規の女性との間にある格差に言及して追求されると苦虫を噛み潰したような表情をするから、何も考えてないわけだが。

反省の女性学とはに、当サイトの反省の女性学の趣旨を書いています。

2017年1月掲載



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