男女自殺率格差対策での公衆衛生と性差医療

男女の自殺率格差の拡大について何らの対策も取らないのは「対策がないからだ」というのは、何も考えていないからだ。

「自殺は深刻な、しかし予防可能な公衆衛生上の問題である」とWH0は述べています。(世界自殺予防デー 9月10日)

英語の原文は以下のサイトにある。

WHO | Suicide huge but preventable public health problem, says WHO

自殺は、防ぐことのできる公衆衛生上の問題とされている。前述のリンク先のWHOの指摘は自殺問題であることに変わりはないが、男女の自殺率格差問題のことまでは指摘できていない。男女の自殺率の格差問題を考えると、さらに性差医療の観点を入れることが重要だ。

まず、自殺は防ぐことのできる公衆衛生上の問題である。次に、自殺率の男女格差があるのを性差医療の観点から考える。この二つのことを考えれば、男女の自殺率格差問題への対応はできる。

男女の自殺率格差問題で性差医療の観点を入れて、「男らしさが原因で男女の自殺率の格差が拡大しきた」などの意見が出てきたら、男女の自殺率格差とジェンダー:女性が周縁・他者になる理由にあるように、男らしさが批判されている現在のほうが男女の自殺率格差が拡大していることを主張することが重要だ。そのような意見は単に男らしさを批判したいという結論が先にあって、それに合わせて根拠がないことを言い出すからだ。

男女の自殺率の格差が拡大しているのは、人命問題だ。人命は最も重要な人権だ。性差医療では、女性のほうが肩こりになる人が多いなどのことが言われている。男女の自殺率の格差問題での男性の自殺率の問題や、男性の平気寿命が女性よりも7年くらい短い人命問題よりも、女性の肩こりのほうが性差医療で問題にされるのか。こんな性差医療は、性差医療と呼べるものではない。

反省の女性学とはに、当サイトの反省の女性学の趣旨を書いています。

2009年2月掲載



全記事一覧はこちら