EOS 5D Mark IIの動画の革命性 レビュー 比較 評価:canon キヤノンの動画

EOS 5D Mark IIの動画の革命性

5D Mark IIの撮像画面サイズは、約36×24mmです。これだけの撮像素子の大きさで動画が撮れるのは、革命的なことです。

「5D Mark IIに動画なんていらない」と言っている人たちは、もう一度よく考えてください。家庭用ビデオカメラの撮像素子の小ささを。家庭用ビデオカメラは、1/6型のようなとんでもなく小さい撮像素子を使っています。業務用や放送用ビデオカメラでさえも、撮像素子サイズは2/3型です。2/3型の大きさはフォーサーズの半分ですので、面積ではフォーサーズの4分の1になります。

2/3型の撮像素子サイズは、以前のレンズ一体型デジカメでは、ミノルタのDiMAGE 7HiやオリンパスのE-10などがありました。ですが、デジカメのほうはレンズ一体型デジカメでも明らかに進化していて、SONY Cyber-shotのDSC-R1というものも出ました。R1は、撮像素子のサイズが21.5×14.4mmというとても大きなものを採用しました。最近のシグマのDP1やDP2やマイクロフォーサーズのことを考えると、デジカメのレンズ一体型は、以前に文月涼さんが言っていた(1/1.8型は400万画素まで、2/3型は500万画素まで)というような次元を遥かに超えています。

つまり、デジカメでの2/3型の大きさは、レンズ一体型に採用されたとしても、そんなに大した大きさではないのです。これは、日本のデジカメのメーカー各社の意欲によるところも大きいでしょう。

翻って、ビデオカメラの撮像素子は、2/3型が放送業務での大きさのラインとなっています。業務用や放送用カメラは100万の単位を超えて、1000万円を超えるものまであるのに、撮像素子の大きさは2/3型なのです。もちろん、業務用や放送用カメラに使われている「CCD×3」というような素子を3つ使うタイプのことを考えれば、単純に比較はできませんが。

業務用や放送用カメラ以上の撮像素子の大きさがある映画用のカメラでさえも、その規格上の制限のために、5D Mark IIの撮像素子サイズの約36×24mmには及びません。5D Mark IIの動画が、家庭で使えるのがどれだけ革命的なことなのかは、こうやって考えていくに連れて、明らかになっていきます。

もちろん、5D Mark IIの動画性能の素晴らしさを引き立てる一番の要因に、その圧倒的な大きさを誇る撮像素子サイズがあるのは言うまでもありません。放送用業務カメラや映画用カメラを使ってきたプロであっても経験できないことが、家庭レベルでできるようになるからです。

しかし、それだけではありません。Canonの誇るレンズ郡があります。シグマやタムロンなどのレンズもあります。それらを全て使って動画が撮れるのです。こんな経験が、2008年の年代にできるとは、その時代の流れの速さに驚きです。広角に弱いビデオカメラと違って、5D Mark IIなら広角レンズで撮れますし、明るい安価なレンズの50mmF1.4などを付けて明るいレンズで撮れば、暗所に強い圧倒的な撮像素子サイズと合わせて動画革命時代の幕開けです。

放送用業務用カメラや、映画用カメラなどの専門カメラの価格よりはかなり抑えた価格で買えて、しかも、静止画の綺麗さは言うまでもない5D Mark IIを販売するCanonは、驚くべきカメラを販売するものです。



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