はてなの偏狭なナショナリズム

「政府を信頼しないといけない国難時に、政府批判をする産経はクズ」などと言っていたはてな酷使様たちは、海外の報道で日本政府の対応に批判が出ていることには無知か沈黙している。英語などの他言語の記事に何が書いてあるのかさっぱり分からないはてな酷使様は、以下の『産経新聞』の記事などを読むしかない。海外の報道で日本政府批判をしてきたことは、検索して調べれば多くの記事が出てくるので分かることだ。

【原発爆発】米メディア、政府・東電の情報公開不手際を非難+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110315/amr11031522560008-n1.htm

米紙がズバリ指摘 混乱の原因は「政治指導力の欠如」 ― スポニチ Sponichi Annex 社会

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/03/17/kiji/K20110317000443540.html

はてな酷使様の意見がよく出ているものがある。以下の『産経新聞』の記事で産経叩きをしているはてな酷使様たちが言っていることを簡略化すると、「国難時に政府批判をする産経は売国奴」という非常に質が悪い全体主義に染まっている。

はてなブックマーク - 【東日本大震災】政府、後手の対応 首相視察が混乱拡大との見方も+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

http://b.hatena.ne.jp/entry/sankei.jp.msn.com/affairs/news/110312/dst11031223220294-n1.htm

【東日本大震災】政府、後手の対応 首相視察が混乱拡大との見方も+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110312/dst11031223220294-n1.htm

むしろ『産経新聞』は売国奴の逆で、国難時であっても政府の問題を批判するのが本来の報道姿勢だ。国難であるから政府を批判しないというのは、リベラル気取りのはてなで批判されてきた戦前の大政翼賛会そのものだ。売国奴なのは、国難時の政府批判の新聞記事を総叩きするはてな酷使様たちで、虫唾が走る全体主義とはこのことだ。

国難時に政府批判をするなと産経叩きをしているはてな酷使様たちの論理を通すと、日本の国難時に日本政府批判をしている海外の報道姿勢を控えろという方向性になってしまう。ネット上のナショナリズム批判でよく出る『2ちゃんねる』だが、今回の東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)でのはてなに跋扈する偏狭なナショナリズムこそが、日本のネットナショナリズム現象で特に注視されるものだ。

はてなは、いざという時の国難時には、政府と一体となる偏狭なナショナリズムが勃興して、狭量な島国根性で海外の日本政府批判の報道には沈黙を押し通す。しかし、はてなのリベラル気取りの者たちは、ただ単に「反産経」というイデオロギー先行で、『産経新聞』だから叩きたいというのもあって、大震災をダシにして産経叩きに躍起になって人命のことなど何にも考えていないただの阿呆もいるので困ってしまう。

最も危険で排外的なナショナリズムは、普段はリベラルなことを言っている者たちによって引き起こされる。戦前のリベラル紙だとされていた新聞が戦争を煽りまくったことや、日本の大きな特徴である戦前のフェミニズムが戦争に邁進して戦争を大いに煽りに煽りまくって、未だに反省が足りなすぎること(女の戦争責任)など(他にもあるが)を見ても、非常によく分かる。高群逸枝が言った聖戦のことなど、戦前の軍部の指導者よりも明確に戦争に邁進していった(戦前の指導者は、高群逸枝の聖戦発言よりも戦争に自信を持っていなかったものばかりだった)。

普段はリベラル気取りで権力批判をしているはてなの言論が、国難時になると「政府民主党を信頼しない奴は国賊」という勢いになるのだから、日本のリベラル派は国の一大事になると役に立たないどころか、大いに足を引っ張る存在になるのは戦前から同じだ。『2ちゃんねる』では政府民主党の対応に対する懐疑の声で溢れていてはてな酷使様の政府民主党挙国一致賛同運動よりは遥かに健全だが、民主党政権以外の政権で国難時の対応に誤りがあっても、はてなのように政府民主党を批判するなという偏狭なナショナリズムが跋扈するのではなく、『2ちゃんねる』では政府に対する批判が出るだろう。

『2ちゃんねる』は言論の公平性が担保されているすばらしいところと言っているのでは、全くない。問題が多い『2ちゃんねる』よりも、国の一大事の国難時には、はてなはイデオロギー優先でどうしようもない言論が跋扈するということだ。これは、はてなブックマークという存在が非常に大きい。はてなブックマークは党派性に分かれて、イデオロギー装置しての大いに勘違いした選民思想に浸りやすいし、100文字制限もあるので、日本のネット上の炎上装置としては非常に「有益」に働く。

今回の東日本大震災のはてなブックマークのコメント郡を見ると、はてなで今後、ナショナリズムや排外主義批判をしても、まさにブーメランとして返ってくることになる。はてながこれほど政府に対しての批判が脆弱になる言論で占められるとは、予想以上にどうしようもない状況になった。しかし、日本の「リベラル」派の人権侵害の歴史や、政府に対抗して弾圧されてきた保守陣営紙の歴史、先の戦争での日本の「リベラル」派の軟弱さを考えても、はてなリベラルなどもたかが知れているのだろう。

2011年3月掲載


全記事一覧はこちら